大学の後期授業開始が迫ってきた昨今。いかがお過ごしでしょうか?
(すでに始まっている大学もあるみたいですが)
わたしは今の職場に2006年10月に採用されたので、今年度の後期担当する科目には4回目になるものがあります。
毎年、すべての講義をちょっとずつリファインしながらやっているんですが、今年は新たな試みとしてビジネスゲームを取り入れてみようと思っています。
所属している日本情報経営学会(JSIM)では、ほぼ毎回ビジネスゲームに関する研究発表があり、横浜あたりの大学の研究グループが特に盛んに取り組んでいらっしゃいます。
ずっと興味はあったので、関連書籍は入手済みです。
ビジネスゲーム演習―意思決定能力・データ分析能力・プレゼンテーション能力を育てる
上の本はBusiness Center、下はBG21というビジネスゲームの解説本です。
Business CenterはFileMakerで作られたDB形式、BG21はExcel形式のビジネスゲームです。
BG21は1グループ4、5人の、計4グループの会社で競う伝統的なビジネスゲームです。
こちらの内容は以前から知っていたんですが、わたしの担当する講義は100人以上受講するので、ゼミでしか使えないなぁ、情報系のゼミだしプログラミングをさせなきゃ、ということで昨年まではお蔵入り。
本年度は、教員配置の関係でビジネス系のゼミを受け持ったので、後期に使おうと思っています。
Business Centerは、今夏はじめて試しに使ってみたのですが、大人数でも演習に使うことができるという感触を得ました。
BG21のようなグループで戦略を立てて競うタイプのビジネスゲームとは少し違い、Business Centerは企業で行われる各種の情報処理(帳票処理と言った方がいいかもしれません)を体験できる、ビジネスゲームというよりトレーニングに近い感じのソフトだからです。
発注や入荷処理、請求書の作成や入金処理、売掛金の管理などなど、企業活動で発生する一連の帳票処理を、実際に入力しながら体験できるようになっています。
そのため、チームで行う必要がなく、大人数であっても個人単位の実習になるため、100人いても大丈夫!(たぶん)
問題はライセンス関係。高額だと研究費で賄えない・・・
というわけで、Business Centerを提供されているBIEC(バイエック;ビジネス情報教育協議会)に問い合わせてみると、利用に特に制限は設けていないという回答をいただきました!ヨッシャー!
ついでに、金曜日に月例の研究会があるので参加しませんか?とのありがたいお話もいただき、さらにラッキー!
研究会のメンバーはうかがっていませんが、おそらくJSIMで発表を行っている方々でしょう。
まったく知らない人たちでもないので、ちょっと気楽です。
中身のデータをカスタマイズする方法や、授業での注意点など現場の生の声を聞けたらいいなぁと思います。
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