SOARSの復習も佳境。待ち行列モデルの作成です。
待ち行列の使い方をマスターできれば、これまで別のシステムシミュレーションで培ってきた知識を活用できる!!!
モデリング対象のシステムは、ファストフード店で、顧客は注文するカウンター前、座席につく前に、空いているカウンター/座席を探すために待ち行列に並ぶことになります。
作成したモデルはこんな感じ。
待ち行列は、リスト変数を用意して、エージェントを最後尾に追加→先頭から取り出し、でOK。
要するにQueue(キュー)ですね。
SOARSはJavaで開発されているので、スタックも簡単にできそうです。
凝らなければ、アニメーションを作るのは簡単です。
結果だけ知りたいステークホルダーに見せる場合に有用ですね。
ただSOARSは、モデルの中身であるルールの集合が(おおよそ自然言語で理解可能な)テーブルとして表示されているので、システムを理解している関係者であれば議論に参加することが可能です(とセミナーで聞きました)。
SOARSとは別の離散型シミュレーションソフト(Rockwell SoftwareのArena)で同じシステムのモデルを作成してみました。
それぞれのソフトには得意とする分野とクセがあるので、問題に合わせて使い分けるのもいいですね。
一般に、離散型のシミュレーション言語は待ち行列をメインにしたモデルの作成に向いてます。上のモデルも10分くらいで作成可能です(作成者のスキルによりますが)。
Arenaはアニメーションの作成にも力を入れているソフトなはずですが、SOARSよりもアニメ作成に時間がかかるのはどういうことだろう(^^;
ちょっと見せるくらいならSOARSの機能で十分ですね。
Arenaには3Dのアニメーションを作成する別売りのソフトがあるので、とっても凝ったアニメーションを作成するのはこっちの方がいいかもしれません(システム分析の本質とはあまり関係のない部分ですけど・・・)
これで一応復習は終了。次は自分の抱えている問題(JIT生産システム)をSOARSでモデリングしてみようと思います。
SOARSについてはこちらのリンクを(無料DL可能です)SOARS Project
Arenaについてはこちら(英語です)Arena Simulation Software
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